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大繁、鶏の旨味を求めた新味
投稿者:大田ネット
2002/03/12 22:57:19
大田区にある大繁のメニューが変わりました。
店主が腰を痛めたとの事で、1週間ほど休業。
その間に、新しい味を研究したそうです。
早速、いただいてきました。以下、レポートです。
昼の暖かさも及ばず、冷えはじめた夜半、
店に入ると、スープの香りがほのかにただよっている。
さすがに軍鶏だけあって、純粋な鶏のもつ香り。
ラーメンに味玉をのせて、と注文。
寸胴で静かに煮込まれているスープを雪平鍋に移し暖め、
麺を茹で上げる。麺の加水率を下げたという。
その方が、このスープには合うんだそうだ。
丼には塩ダレが入っている。そこに熱いスープが注がれて、
鶏の香りがふわりと伝わってくる。
この香りだけでも、スープの濃厚さが分かるほど。
麺を入れて、葱、メンマ、チャーシューが乗せられる。
最後に、何やら匙から垂れる油を浮かせている。
訊ねると、鶏油を入れているとの事。
鶏のスープだけに、コクも鶏から得ているらしい。
さっそく食してみた。
レンゲでスープをひとくち。最初は大繁らしく、塩の味がくる、
が、そのまま麺をすすると、麺の甘みとスープの旨味が渾然一体となった、
何とも言えない旨味がひろがる。
これは、うまい。
軍鶏を煮込み白濁したスープは旨味たっぷりで、麺をうけとめている。
以前の上品な味も悪くはないが、この力のある味もなかなか。
麺をすすり、ひとしきり味わってからメンマに箸をつける。
メンマもこのスープに合っていて、本当に美味しい。
葱も鶏のスープの香りと渾然一体となってアクセントをつけている。
さらに完成度の高いチャーシューをひとくち。
もはや至福としか言えない味がひろがる。
店主はさらに意欲を燃やしていて、色々とチャレンジしますと言っていた。
これからが楽しみなラーメン屋である。
メニューもシンプルになった、記憶の範疇では下記の通り。
らーめん 600円(安くなりました)
トッピング
ちゃあしゅう 200円
味玉 100円
ほか、揚葱などがありました
飯物
小ライス 100円
ちゃあしゅう丼 300円
営業時間も変更されて
午後5時〜午前1時の通し営業。
オーダーストップは12時半。
住所: 大田区多摩川1-18-28
(第二京浜横浜方面、環8を越えてガソリンスタンド過ぎ、歩道橋の手前。)
TEL: 03-3758-8760
- 大繁、鶏の旨味を求めた新味 - 大田ネット 2002/03/12 22:57:19
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