05/13/2000【 青森県 】
青森のラーメン屋さん
この土日に身体の大きな人(^^;と青森に行って来ました。
お店のインプレを簡単に(とは言いつつかなりの長文なので要注意)
ご報告させていただきます。
まず、飛行機が霧のために降りられない可能性が出て
30分以上、青森上空を回旋していました。場合によっては
函館に降りる可能性もあるようで・・・・。
それを聞いた二人は、函館に降りた場合にどうするか?という
計画を立て始めました(笑)。
「函館で3軒やっつけて、青森へ向かいましょう。」(爆)<マジ
運良く?青森に降りることが出来、地元の仲間と合流して弘前へ。
まずは「緑屋」。手打ちの細いピロピロ麺は私の好み。
スープは煮干しが効いているが、かなり甘い。これくらいの
甘さまでは私は好み。元床屋だったそうですが、その雰囲気が
看板などに残っているのが凄い(笑)。
一軒目なのに完食してしまいました。
続いて「屋台屋」。東京のそれとは全然関係ないです。(^^;
ここは、美味しかったです。弘前では、ここをお薦めしたい。
煮干しがかなり効いているが、突出しているわけではなく
全体的にまとまっている感じがしました。
「たかはし」@弘前。いやぁ〜、強烈でした。ガツン度8くらい。(^^;
蜂屋に匹敵するくらいのインパクトではないでしょうか。
でも、そのインパクトは蜂屋と同様に好みの分かれるところかと・・・。
私は、ちょっときつすぎました。自分で煮干し星人だと思っていたのに
もしかして、煮干しが嫌いなんじゃないかと思ってしまうくらいでした。
取材拒否店なんですが、地元ではかなり有名なお店らしいです。
ここで、休憩なんですが、いい場所がないのでソフトクリームを・・。(^^;
いろいろ訳合って(分け合って)1.5個食べました。
すぐその後に“弘前アイス”なるものを発見。当然のごとく食べましたが
無理しなくても良かったようです。(^^;(決して無理じゃないんですが。(^^;;;;)
休憩後、「本丸」@弘前。濃いめ醤油。当然、煮干し。
そこそこまとまっているようでした。前の3軒に比べるとかなり
おとなし目に感じます。
いろいろあって、これで弘前を後にしましたが他に候補にしていたお店は
「文ちゃん」「三忠かじまち店」「ねぷた村の屋台」「その近くの屋台」
「天龍」「八屋」です。
しっかし、こんなに候補をあげて、いったい何杯食うつもりだったんでしょうねぇ(爆)。
青森へ向かう途中の「宝来軒」@常盤村も味噌が旨いらしいのですが
さんざん迷った末に、諦めました。
青森に戻ってホテルへチェックイン。しばしの休憩後、活動再開。
まずは「空海」へ、電話をしたら6時半までらしい。「これから行きます」と
車を飛ばしてギリギリ。で、到着したら電気が消えている。。。。あれぇ〜〜?
お店の中に入り、それでも交渉を・・・。(だって、電話もしているし
時計は6時31分だし・・・・。東京から来たし・・・。)
ご主人曰く「一分前にお湯を流しちゃったよぉ〜。30分までは
待ってたんだけどねぇ・・・。」うぅ〜〜む、なんとも複雑な気分。
まぁ、いいや。気を取り直して「八森」。
ここは、そば屋でもあるようなんですが、蕎麦のメニューが
ざるそばしかなかったような気がします。ラーメンは日本蕎麦のつゆを
アレンジした感じでまさに和風スープです。麺は完全にラーメンなんですが
こういうのもありかな、と。。。
続いて今回のツアーの目玉とも言える「マル海」。
なんとなく私は、久留米の丸星ラーメンを感じました。味ではなく
お店の雰囲気など・・・。メニューは中・大だけ。店に入ると中か大と
告げるだけ。一日に出る量は1000杯とも1500杯とも言われています。
女将さんを中心にご主人と息子の家族3人で切り盛りしているようです。
結構な額の寄付を良くすることでも有名で、接客の感じとあわせて
同行者は「女吉村」または「青森の吉村家」というような表現をしていました。
かなり煮干しの効いた醤油味。結構ガツンと来ますが、「たかはし」に比べると
どうってことないです(笑)。私の長い間の宿題を片づけた、という満足感は
残りましたが、旨さ、という点では、今回のツアーでは、
真ん中くらいではないでしょうか。
ここから昔は海が見えたはずなのですが、観光物産館なる三角形の不思議な建物が
正面にどんっ、と建ってしまって“風情”という点では、残念です。
ここで再度ホテルで休憩。
夜になって「凡蔵」へ。完全な焼鳥屋。一杯やった後に食べるラーメン。
まぁまぁ美味しい。焼き鳥も食べましたが美味しかったです。
次にホテルの人に薦められた「まるき」へ。パターン化されてきた味。
これが青森ラーメンなんだろうなぁ・・・・と痛感。
この日は、8杯で終了。(^^;
さて、二日目。まずは朝8時からやっている「くどう」へ。当然8時に行きます(笑)。
すると5分過ぎなのに子供も含めて7−8人が・・・。なんなんだ、この人たちは。
(そういう我々も何なんだ〜。(自爆))
駅前で朝からやっている老舗のラーメン、という感じ。
標準的な青森ラーメンと言えるのではないでしょうか。
「正嵐」。ドンブリに五十嵐と書いてあるので聞いてみたら、前は「五十嵐」
だったそうです。息子さんが手伝うようになったので一字とって「正嵐」に。
ラーメン本を見て旨そうだから、と行ったのですがここは、完全なそば屋でした(笑)。
(ちなみに「庄屋」という別の候補店(これも蕎麦屋)は店がなくなってました。(^^;)
青森ラーメンにも少々飽きが来たこともあり、一人はカレーラーメンを(笑)。
カレー南蛮のそばをラーメンの麺にしたものです。なかなか美味しかったです。
ラーメンの方は、これまたそばつゆに麺を入れたような純和風のラーメン。
これはこれで割と美味しいです。
「華丸」。地元では結構な人気店。駅からは結構遠いです。
ファミレスほどではないけど、結構なキャパ。家族連れも多い。
厨房では女性ばかりが7−8人。流れ作業のような感じで出てくるのは早いです。
なので、回転もいい。安い・早い・旨いと3拍子揃った吉野家のようなラーメン店。
旨いといっても、青森の標準的なラーメンでまとまりがある、という程度ですが。
「イワキ」。ここは、麺が手打ち・普通・細麺と3種類から選べます。
さらに、スープもあっさり・こってりから選べます。
で、ここのあっさりですが、煮干し中心のいわゆる青森ラーメンなんですが
旨いです。何が際立っているのかはわかりませんでしたが、素直に旨いと
思いました。麺は3種類を少しずつ食べましたが、いずれも捨てがたい。
そして、こってりがこれまた風味がかなり違って、これもまたイケてます。
二日目ではここが一番かなぁ・・・。
バス停まで歩いたら「和歌山ラーメンまるしげ」なる看板が・・・。(^^;
和歌山にある「まるしげ」の支店で行列が出来ています。(数人ですが)
さんざん迷った結果、パス。(^^;
駅の近くまで戻って、休憩。私はもちろんパフェ。
なんか知らないが、同行者が絶好調らしい。その勢いに引っ張られて(^^;
次から次へと候補店を撃破。(笑)
「赤鬼」。店名から辛いラーメンを想像してしまうが、普通のラーメン。
これもまた、青森ラーメン。ちょっとスープが甘め。まぁまぁ。
さて、ここからがドラマチックです。(^^;
来るときに霧がひどくて着陸が危ぶまれていたので、当然この日も
気にしていました。午前の便は欠航が多かったらしい。そこで、
いろいろ検討した結果、盛岡へ向かうことに・・・(笑)。
盛岡に行く予定など全くなかったので情報がない。そこで、まずは本屋へ。
いろいろ情報を収集し「日光軒」へ。(「中河」は休みだった)
いやぁ、風情のあるラーメン店です。なんか、落ち着ける昔のラーメン
という感じ。
この後は、せっかく盛岡に来たんだから、と雑誌に載っていた
「来不方じゃじゃ麺」へ。まぁまぁ美味しかったけど、店員の接客が
気に入らなくて、私は二度と行きません。ふざけんなっ、と今でも
思い出すと怒りがこみ上げてきます。詳細は書きませんが・・・。
さらに、雑誌で見つけた美味しそうなお店「初代」へ、タクシーで。
しかし、な、な、なんとスープ切れのため終了。盛岡でタクシー使って
空振りするとは、OOSAKI病全開か。(^^;
無化調で醤油味のみにこだわった最近出来たお店、といいことで
ちょっと気になってます。逃した魚はでかいのか???
しょうがないので、そのタクシーで「ぴょんぴょん舎」へ。
今度は冷麺だ。この人たちって、いったいどこまで食べるのやら(笑)。
(なお、再度確認しておきますが、このツアーは一泊二日です。(^^;)
私は麺の中で唯一の苦手が冷麺。なので焼き肉とパフェで逃げる。
時間がないので、焼き肉とパフェは同時進行(笑)。いやぁ、いい経験だ。(^^;
これでようやく終了。新幹線で帰路へ向かいました。
※なお、じゃじゃ麺と冷麺は一杯には数えてません。(^^;
《青森ラーメンの感想》
弘前は4軒でしたが煮干しがかなり強めでインパクトがあります。
それに比べて、青森は煮干しラーメンではあるモノの、弱いです。
蕎麦屋風の所、蕎麦屋系?のようなところも多く、蕎麦風のスープも
少なくなかった。麺は手打ちと細麺の両方を用意してあるところが多い。
どちらか、と言えば細麺主流か。とにかくあっさり煮干し醤油が多く
バリエーションに欠ける。
(とは言ってもそういう店を選んだのは我々なんだが・・・。(^^;)
楽しめるのは、弘前ではないかなぁ・・・。
青森で選ぶなら、経験値として「マル海」「くどう」。
味なら「イワキ」をお薦めします。
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