12/20/2000【 神奈川県 】
神奈川屋台ツアー
それは火曜日のことでした。
ラーメン仲間から一通のメールが届いた。
「神奈川の屋台に行きますがどうですか?」
「へぇ、なんでまた屋台?」
「いや、会社の同僚から薦められまして・・・。」
「へぇ、たまにはそういうところも行ってみますか。」
というわけで7時半頃、会社の近くで拾っていただき1軒目を目指す。
まずは、本郷台の屋台。
横浜のあちこちにあるらしいのだが系列ではここのが一番うまいらしい。
もっともらしい情報なので、こりゃ楽しみだわい。
で、本郷台に着くも「あっ、そういや駅のどの辺にあるのか聞いてない」。
と発案者がおっしゃるではありませんか。(^^;
楽観的な私は「屋台なんだから駅の近くでしょう」と駅周辺を散策するも
見当たらず。
そんなことでめげない私は「交番に聞けばわかるでしょう。」と交番へ。
しかし、警官はいない。。。
まぁ、こんなことはままあることなので次にタクシーの運転手さんに聞く。
ラーメン店のことなら、タクシーの運転手さんに聞け。
という格言があるではないですか。(格言か?)
「すみません、駅周辺に屋台のラーメンないですか?」
「昔はあったけどねぇ、今は出てないんじゃないかなぁ・・・」
「・・・・・。。。」
どなたか、本郷台の屋台情報なんて、ご存じないですか?
次に何人かに自慢話をされている屋台を目指す。
門沢橋の屋台だ。
厚木インターからR22で海老名方面、相模線を越えて
最初の東河内交差点を左折、少し行った左側。
同乗者は前日、電車で行ったらしい。(連ちゃんとは驚き)
厚木線門沢橋駅から徒歩10分くらいで行けるらしいが
道は暗くて寂しいのだ。(^^;
さて、橋のたもとにある屋台だが外観は普通の屋台。
いや、情報がなければ通り過ぎたいくらいの屋台。
「マジで食うの?うまいの?」とやや疑心あんきも。<をい
(あぁ〜、あんきもの悪魔を食い損ねたのを思い出した)
前日来た同乗者がご主人に「また来てしまいました」というと
「なに、海老名に泊まったの?」(笑)
「いやいや、東京から出直してきたんですよ」
「物好きだねぇ〜」(^^;
ビニールのテントをあげて中を見ると先客二人は酔っぱらっている。(^^;
マジかよぉ〜と思いながらメニューに目をやると
塩ラーメン「鯛」「鮃」 しょうゆラーメン と書いてある。
「何あの 鯛 鮃 っての?」と前日来た人に聞くと
塩ラーメンには「鯛」と「鮃」の二つの塩ダレがあるらしい。
頭の中で描いていた“屋台像”がガタガタと崩れ落ちる。
ちょっと目眩がしてきた。でも単なる腹の減りすぎだろう。
そんなタレなんて聞いたことないぞ。
呆気にとられながらも塩の「鮃」を注文。
3人で行ったので3つ注文したが2つずつしか作らないらしい。
メニューにも驚いたが、作る行程などを眺めていて、
ただならぬモノを感じずにはいられなかった。
さて、出てきたラーメンは透き通ったダシ(豚・鶏・昆布など)に
鮃から取った塩ダレを加え、柚子を少々落としたモノ。
まずは、スープ。じゅるじゅる、そして麺。ズズッ。
「ちょっと待ってよ、ここ屋台だよねぇ・・・」
とキョロキョロしても、ここは屋台なのであった。
マジかよぉ〜。(この時のこの言葉は前出の同じ言葉と反対の意味だ)
かなり上品なスープである。あっさりしているが十分なコクもある。
そして、麺もいいではないか。チャーシューもうまいぞ。
またまた口から出たのは「マジかよぉ〜」。
当たり前のように丼は空になり、その途端に発した言葉は
「しょうゆもちょうだいっ!」
このしょうゆもまたうまいんだ。何者なんだ、このおっさんは。。。
トリ完を迷いながらもW完でこの日は諦めた。
そういや、ここには水があったかな?
一杯も水を飲んでない。水など必要のないラーメンだ。
いやぁ、まいりましたよ、おっさん。
「また来るからねぇ〜。」と言って、その屋台を後にしたのであった。
次に目指すは大和にある「246」という屋台。
でも、今の気分で他のラーメンを口にしたくないような気もする。
その気持ちが通じたのか、屋台が見当たらない。(^^;
(単にOOSAKI病という話もあるが・・・)
どなたか、大和の「246」という屋台情報ご存じないですか?
今日の戦績は、1勝2杯(2敗)と負け越しているのにこの充実感は何なんだ。
恐るべし「門沢橋の屋台」。
#ちょっとフィクション入ってます。(^^;
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