03/21/1998【 愛知県 】
■愛知のラーメン屋さん その2
名古屋に“仕事”で行ってまいりました。
仕事でしかも日帰りだったので、6軒しか(あぁ〜、突っ込まないでぇ)
食べれませんでした。(^^ゞ
《愚痴から》
今回も痛切に感じたのが名古屋って、食べ歩きするのに凄く不親切な街だということ。
(名古屋の人、ごめんなさい。でも、地元の人は気付かないかもしれませんが
本当なんです。市長か、県知事に伝えてください。(^^ゞ)
雑誌と地図を持って動いているのにものすごくわからない。
街の表示や駅周辺の表示が他から来た人にとって、わからなさすぎる。
昨年、北海道や京都などを回りましたが、こんな気持ちになったのは名古屋だけでした。
《本編》
まずは、昼の部。12時に名古屋駅近くに行かねばならないため
駅周辺で探すが、昼からやっている所は、あまり見あたらず。
なぜか、駅から遠い「みつ星」を選んでしまう。
ここが、わかりづらい住宅街にある。
「健康薬膳ラーメン」と看板に書いてある。もしや?と思いながら入ると
店内の雰囲気も予想通り「好来」に似ている。
東京ではあまり見かけない“薬膳系=好来系”というのが名古屋には存在する。
名古屋の地ラーメンその1、である。
カウンターには、朝鮮人参酢としいたけ酢が置いてあり、後半、これを入れて
スープを飲むと、身体が温まり、健康になると言う。
実はこの手のラーメン、私はそんなに好きになれないのです。「好来」も。
あっさり系の黄土色のスープ。漢方薬が入ってそうな色。その分、旨味や
コクに乏しい気がする。麺はやや太めの縮れた丸麺短め。これはいい感じ。
幅1.5cmはあるメンマが凄い。チャーシューは、薄味。
全体的に健康に良さそうではあるが、1日6杯もラーメンを食う人には、
「健康ラーメン」なんてのは、あまり関係ないかもしれない(笑)。
次に、歩いて行ける「笹善」へ。
シンプルなメニューを頼みたかったが
雑誌でも店内のメニューでも「盛り合わせラーメンを食べなさい」という
雰囲気が立ちこめている。で、それを注文する。650円。
これは、具に鶏の唐揚げとプチ餃子が2個ずつのっかったモノ。
鶏の唐揚げにも“元祖”を主張しているお店が名古屋にあるようだ(笑)。
この具は、いずれも旨いです。(他にワカメ、メンマかな?)
で、麺が青海苔を練り混んだ太平縮れ麺。なかなか旨い。
スープは魚を感じる和風のスープ。最初は物足りないが、グイグイ引き込んで
しまいには完食してしまった。水はアルカリイオン整水器使用で、そのせいも
あるかもしれない。無化調ですべて自家製。名古屋コーチンを主材料に天然の
ものを使用して、スープを取っているらしい。
盛り合わせラーメンには、チャーシューが入ってないが、ここのチャーシューは
香豚と書くようで、このへんにもこだわりが見える。
でも、店内は、なんか普通の日本そばやさんのような家庭的な雰囲気なんですわ。
ちょっと雑誌で紹介されている写真を見て、馬鹿にしてましたが
なかなか侮れません、このお店。
ここで昼の部、時間切れ。仕事に入る。解放されたのが4時半。早速、行動開始。
「一夜堂」これまた、住宅街。
開店と同時に、というより、5時半になったので無理矢理入った。
カウンター9席のこじんまりしたお店。オープン間もないのにラーメン博物館の
データベースに入っている、という記事を見て、ムラムラと来てしまった。(^^ゞ
メニューは3種類。中華そば、チャーシュー中華そば、一夜中華そばの3点。
“一夜”は玉子綴じらしい。+100円だったので、ついチャーシュー中華を。
細麺縮れは少し柔いが、悪くはない。脂分が少ない和風スープ。
はじめ、さっぱりし過ぎて、物足りなかったが後からグイグイ引き込まれて
(おぉ〜ぃ、上でも書いたぞぉ〜(笑))しまう。
バラ肉のチャーシューがメッチャ旨い。チャーシューにして良かった。(^_^)
この後のことを考えて、泣く泣く完食を諦める。しかし、千円札を出したら、
おかみさんがお釣りを取りに奥に入ったので、
またスープを飲みはじめる(おいおい)。あと少しだったぁ。(^^ゞ
続いて「とんぱーれ」という久留米ラーメンへ。
“久留米”というキーワードにも引かれたが、“とんぱーれ”という店名が
妙に気になった。(バイクは詳しくないが、それ関係?バイクの写真が沢山)
カウンター12席。店内は、トンコツのいい臭い。おおっ、いけそうだ。
ラーメン500円。他メニュー多数(トッピングが中心)。
カウンターには揚げニンニク・紅しょうが・業務用おろしニンニクなどが
置いてある。
麺は博多よりはちょっと太めのストレート麺。固めでなかなかいいです。
久留米の「大龍ラーメン」などよりは薄いが、「ふくちゃんラーメン」の
ような旨さが出てきて、こりゃ残すわけにはいかんぞ、と完食。
丼の底に骨随の粉がたまっていたので、十分煮込んでいるようだ。
次に歩いてTVや雑誌で有名な「台湾ラーメン」の元祖「味仙(みせん)」へ。
またしても、さまよい歩く。ドラゴンズファンに有名な「ぴかいち」の前を
通るとまもなくあった。意外と立派なビル。20人は並んでいる。
しかし、大きいだけあって、回転は速い。若いグループが多い。
ちょっと一人で来るお店ではなさそうだ。料理も旨そう。
店内は活気があって、いい雰囲気。(ちょっとうるさいかも。)
「台湾ラーメン」は、見た目、小さな丼だが、中身は十分詰まっている。
中太ストレート麺。これが予想以上に辛い。
辛いけど旨い。でも、辛い(笑)。汗が出てくる、、、。
具は大量の挽き肉。この挽き肉を最後まで食べようとすると自動的に
完食してしまうというシステム(爆)。だって、美味しいんだモン。(^^ゞ
美味しかったけど、この手の“台湾系”は、もういいや。地ラーメンその2。
最後に、熊本ラーメン「もっこす」へ。ラーメン600円。
カウンター12席。納豆ラーメンとか、台湾風、チャンポン風、激辛などが
あり、いったいお主は何モンじゃい?と聞きたくなる。
でも、このお店、結構人気店なんです。
東京の“桂花”とでもいいましょうか(爆)。
紅しょうがと白胡椒がデフォルトで入る。麺は細麺ストレート固め。
チャーシューは普通。スープはまさに熊本系まんま。最初はなかなか旨いが
すぐ飽きてくる。というか、名付けて“ミルキートンコツニンニク風味”。
お腹に余裕がなかったわけではないが(自爆)、飲み干すほどではない。
8時の新幹線には乗りたかったので、これで名古屋を後にする。
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