04/19/1998【 愛知県 】
■愛知のラーメン屋さん その3
またまた名古屋の日帰り出張(ということは仕事)行ってきました。
前日まで忙しくてお店のチェックが出来なかったので、新幹線内で
ラーメン関連の本、3冊引っぱり出して(笑)お店の選定開始。
ところがこの日は日曜日(日曜に仕事すなぁ〜)、目当てのお店も
休みが多い。う〜みゅ、なんだか厳しいなぁ。
あっ、しまった、本日一番のメインとしていた「昭和」のデータを
忘れてしまった。(;_;)名古屋に着いて、電話帳を見たがダメ。
「鳳凰」に電話したが、休みで誰も出ない。今度にするかぁ(伏線)。
アポイントは11時。しかも、4時過ぎまで食事は取れそうにない。
となると、名古屋駅近くで11時前に開店しているところ、、、、。
ありました。「熊ちゃんの店」駅地下の商店街にある雑誌に良く出る
お店。東京だと「番外地」か?(笑)
八丁味噌と信州味噌を合わせた味噌を野菜の甘みを活かしたスープで
割った味噌ラーメンがウリ。札幌と言うにしては細い麺は、縮れており
なかなか美味しい。しかし、“ウリ”のスープがちょっと、、、、。
味噌スープそのものなのだ。ちょっと私の好みではなかった。
塩や醤油なら、わからないが、、、、。
昼食がこれで終わらざるを得ないのが残念。仕事へ突入。
解放されたのは4時。
日曜休みが多い上に、6時から、というお店が少なくない。
で、4時にやっているお店を探したら、、、、、、。
ありました。「梅光軒」。旭川でも食べているが、あまり他に見あたら
なかったので行ってみた。ぴあで4位だったし。(^^ゞ
お店は、バスターミナルビルの2Fにある。ちょっと違和感あり。
4時過ぎだと言うのにほぼ満席で一人待ち。さすがぁ〜、と思ったが
混んでいたのはその時だけ。すぐにガラガラになりました。(笑)
頼んだのは塩ラーメン。九州とは違った白濁。魚系の油?が浮いている。
スープは、、、、う〜む、ちょっと好みではない。というか、物足りない。
良く言えば、繊細な味、ということになるかなぁ。
チャーシューは旨かった。メンマは個性的でやや大きめ。
旭川の本店(醤油味)でも、満足できなかったが、こちらでも同様だった。
続いて、ぴあ8位の「かいすい」へ。
移動にかなり無駄があるが腹もこなれてまぁ、いいでしょう。
厚切りチャーシューメン、太切りチャーシューメン、角煮チャーシューメン
などがウリの中華料理屋さん。メニューも豊富でラーメンを食べるお店と言
うよりは、複数で(あるいは家族で)来るお店かな?
入ってしまったからにはしょうがない。(笑)ラーメンを注文。
手持ちの「ぴあBOOK」には、『北海道から九州まで全国のラーメンを
食べ歩いた研究熱心な店長が作り出すラーメンは28種類。トンコツと鶏
ガラなどを6時間かけて煮込んだスープは夜と昼とで味を調整。』などと
期待させる。しかし、化調が効いたよくあるラーメンだった。(;_;)
チャーシューがウリの割には、普通のラーメンに入っていたチャーシューは
今一であった。再度の味確認は、必要ないようだ。
少し悲しい思いをしながら「しな川」へ。
この日は、ちょっと汗ばむ暑さ。店内に入る頃には、じっとり。
そんな時に「本日、生ビールサービスデー480円→350円」の張り紙が。
思わず、頼んでしまった。お店の思うつぼだ。(笑)げっ、大ジョッキかぁ。
醤油ラーメン500円(安い)を注文。
自家製の熟成多加水麺というので、太めを想像していたら、意外と細い。
東京の「赤のれん」のような麺。スープは、老鶏ガラ・豚骨・昆布・玉葱・
生姜などを長時間煮込んだあっさり、かつ味わい深い奥行きのあるモノ。
少し救われた感じ。
まだまだ3軒では、終われずに「一番」を目指す。
ここは、駅から遠い。ビールが効いてきて、歩きたくない。こりゃタクシーだ。(^^ゞ
表はかなり地味で休みかと思って通り過ぎてしまうほど。ちょっと先の「ラーメン大関」
まで行ってしまった。(というか、そっちが気になってしまった。)
他にお客さんは、誰も居ない。TVで野球中継を見ている。
飛込で良くある失敗のケース。でも、作業を見ているとなかなかしっかりしている。
個性的な器に自家製チャーシュー(ちょっと堅い)。スープは薄口のあっさりだが
浮いている油に秘密がありそう。魚系の茶濁色の油。とっても熱くて、風味とコクを
出している。今日の中では、一番旨いと思った。
さて、どうしようかなぁ、、、。バス停でバスを待つ間、やることがないので
ラーメン本を広げる。バスはなかなか来ない。そんな時に目に入ったのが
ぴあ13位「山ちゃん」。なんかタクシーで行けそうな気がしてきた。
行っちゃえー。ところが、地図の見方が悪かったのか、メーターは2000円
を超えているのにまだ一駅前。う〜む、失策、と思っていると、なにやら行列。
「味仙」の支店のようだ。まもなく、またしても行列。おおっ!!!「昭和」だ。
本日のメインだったにも関わらず諦めたラーメン屋さんが目の前に、、、。
運転手さんに思わず「こっ、こっ、ここで止めてください」
「えぇ〜?まだ先だよぉ〜」
「いえ、あの、急用を思い出したので・・・。」(急用で途中で降りるかぁ?)
偶然にも見つけてしまったのだ。感激。なんたる巡り会い。(やや大袈裟)
行列は12人待ち。凄い人気だ。店員も元気で客さばきも上手く、待っていても
そんなに気にはならない。回転も悪くはない。
ラーメン600円を注文。カウンター8席、テーブル16席が満席なので席に
ついてからも少し待つ。カウンターで作り方を見る。う〜む、湯切りが甘い。
バイト(?)なのか、若い人がやっている。ちょっと気になるなぁ、、。
出てきました。う〜ん、これです。「鳳凰」を食べて以来、何度か思い浮かべた
ラーメンが今、目の前に。(これも、やや大袈裟か?)
麺は、中くらいの縮れ麺。好みの麺だ。スープが特徴有り。この日、思ったのは
貝類を使っているのではないか?ということ。見た目、和歌山や旭川に似た感じ
のする濃いめの豚骨醤油味。個性的な味だ。しかぁ〜し、さっきの湯切りを見た
せいか、薄く感じる。もっと、コクがあり味が濃いめだったような記憶がある。
少々残念ではあったが、これで「鳳凰」への想いがまた強くなった。
近いうちにまた行こう。
急いで、名古屋駅へ戻る。新幹線の指定を取る。ん?40分待ちかぁ、、。
あと一軒、行けたなぁ(嘘、でも半分ホント)。
ちょっと口の中に油が残っているので、こんな時は、そうっ、パフェだ。(^^ゞ
フルーツパフェで仕上げて、電車では爆睡して家路へ。
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