10/03/1998【 岡山県 】
■岡山のラーメン屋さん
後輩の結婚式で岡山に行って来ました。
情報が少ない中、「岡山ラーメン学会」なる岡山のラーメンページが
大変参考になりました。
岡山ラーメン学会のみなさん、ありがとうございました。
【浅月】
創業50年の老舗。10時からの営業なので最初に選んだ。
「富士屋」の隣と向かいにお店がある。(笑)11時に開いて
いた方のお店に入ったが、本店は向かいだったようだ。(残念)
スープは、豚骨だけでダシを取り、チャーシューを生醤油で
煮込んだタレを加えて出来る。チャーシューは5枚。固くて
あまり美味しくない。チョコ色スープは、やや甘みが感じられ
やや臭い。細麺ストレートは柔目でいい印象はないが、まぁ
岡山に来たら、いくべきお店の一つかもしれません。
【富士屋】
50年以上の歴史を持つ老舗の一つ。豚骨と昆布で取ったダシに
チャーシューダレをブレンドしたもの。厨房では20歳前後くら
いの若いあんちゃんが作っている。どうやら女将さんと顔が似
ているので息子さんか。そのせいか、あっさりさっぱり、拍子
抜けするくらい味が薄い。チャーシューは4枚、固くてあまり
美味しくない。細麺ストレートは程良い堅さ。もう少し味濃い
めだと旨いと言えそう。
【一元】
創業35年くらい。毎日、2代目主人が打つ手打ち麺が自慢。
他のお店が細麺ストレート柔目、というのが多い中、ここの麺は
ラーメンらしさが感じられ、ほっと安心。盛りつけが綺麗で
出てきたときには、おおっ!と思った。チャーシューは3枚。
バラ肉でしっかり味が付いていて、まぁまぁ美味しい。
昆布と煮干しをベースにした醤油味。ちょっと苦手な風味が強く、
完食はできなかった。子供同伴禁止らしい。店員の接客もあまり
よくない。
【やまと】
外観は町の洋食屋さん。中に入ってメニューを見ると、、、、、。
まさに町の洋食屋さん(笑)。とんかつ、タンシチュー、オムレツ
などが並んで、中華そばと五目そばがある。頼んだのは中華そば。
豚骨と皮を1日煮込んだスープに鰹と昆布で取ったダシをブレンド。
パッと見、和歌山風。しかし、一口スープを飲むと、んんん???
鰹が強〜烈。嫌いな人はまるでダメでしょう。
これが私には、はまった。美味しい。鰹と豚骨の丼の中の異種格闘
技。バランスが取れているかというと疑問だが、また食べたくなる。
麺は細麺ストレート柔い。チャーシューは2枚で固くて今一。完食。
【だてそば】
創業35年。支那そばとカツ丼の2品しかない。(正しくはカツ丼と
セットで頼む独眼竜スープ100円というのがある)練炭で一昼夜煮
込む鶏ガラと豚の背骨で取るダシと昆布や鰹から取ったダシを混ぜて
スープを作る。細麺ストレート、程良い堅さ。あっさりスープは
ちょっと物足りない。周りの人のカツ丼が旨そうだった。(^^;
13時半で5杯と超ハイペース。体調もばっちし。(^^;
しかし、結婚式参加のため中断。終了後も上司に飲みに連れ廻され、
解放されたのが24時半。この時間から第2段開始。
【山冨士】
一晩煮込んで作る豚骨スープと数種の醤油をブレンドしたタレ。
ちょっとしょっぱかったがコクのある美味しいスープ。
麺は細麺ストレートで程良い堅さ。チャーシューは3枚で旨い。
もう少し味薄目であれば、完食できたはず。
【とみ吉】
主人は博多の「とん吉」で修行をしたらしい。豚骨のみのスープに博
多直送の麺が良くあう。しかし、麺はちょっと柔かった。堅めで
あればもっと旨かったと思う。白いスープはとんこつライト、やや
こってりのニンニク風味。ごまが入っており、なかなか美味しかった。
スープを少し残してしまったが、気持ち的には十分完食したかった味。
【金八】
豚骨スープは臭みがなく、野菜でコクを出している。まるで味噌?
のような醤油味。チャーシューと言うより、肉塊と呼んだ方がいい
ようなものが2個。固くて甘いので好き嫌いは別れるかも。550円
でこの肉塊2個とコーン、モヤシ、ネギ、メンマが入っている。
具が多すぎて、スープはぬるい。麺はやわやわ。でも旨い。
夜1時半なのに満席で4人待ちなのも頷ける。熱いスープで麺がもう
少し固かったら、かなり美味しいと思う。完食。
【あまいからい】
創業50年近く。平日でも400杯は出るという人気店“らしい”。
甘めか辛目かの好みを尋ねることが店名の由来らしい。
その前は、なんという店名だったのでしょうねぇ。(^^;
ちなみに私はそんなことは聞かれませんでした。
中華そば500円にはチャーシューが5枚。
まず、後から入ってきたお客さんに先を越された。まぁ、いいか。
出てきたラーメン。とろけそうなほど茹でられた麺。ぐにょぐにょ。
食べる気にならない程、見た目の悪いチャーシュー。
麺を二口ほど、スープを三口ほど、チャーシューを少しかじって
残して出てきました。昨年から今年にかけて、1400杯食べた中で
一番残しました。人気に甘えすぎているのでは?
【餐久】
支那そばとゴマ風味の名物そばの2品ある。名物そばを頼んでみた。
醤油味のスープにたっぷりのゴマペーストがかかっている。
雑誌などの紹介だと“辛み”とあるが私のには入れ忘れたのではない
だろうか?私の印象は“坦々麺の辛み抜き”であった。でも、
なかなかいい味を出していた。麺も堅めでいい感じ。機会があれば
支那そばも食べてみたいという、好印象でした。完食。
【山之内】
「とにかく健康に良く美味しいものを」がご主人の考えなので無化調。
たっぷりの野菜と烏骨鶏を煮込んだスープにはニンニクを大量に使用し
ているらしいがまったく気が付かない。(ホントだろうか?)
チャーシューは上質の肩ロース。可もなく不可もなく、というやや印
象が弱い。この手のものは2度3度通うとその味の良さがわかること
が多い。私には一度ではわからなかった。(^^;
【すわき後楽中華】
創業30年以上、30店舗以上の岡山一(?)の有名チェーン店。
豚骨を8時間煮込んだスープはチョコ色で味濃いめ。細麺はやや
ウエーブがかかって柔目。ソフトクリームやパフェなどのデザートや
(もちろん私も食べました(笑))セット物も多く、家族連れで人気。
ラーメンの味の方はまったく私の好みではない。こんなに繁盛して
いるのは不思議。甘味があるファーストフードのようなラーメン屋と
しては名古屋の“スガキヤ”と似ている。なぜか名前まで。(^^;
有名店の【天神そば】が土日休みなので食べられなかったのが残念。
【全体的な感想】
『岡山ラーメン』は、細麺ストレートどちらかと言えば柔い感じ。
スープは豚骨ベース、野菜や鶏ガラブレンドタイプのあっさりタイプ。
日本そばに通じるものがあった。多くのお店でラーメンではなく、
中華そばと呼ばれている。量は多くはない。なぜか、カツ丼もある
お店が少なくない。チャーシューは固くて今一のものが多い。
チャーシューの枚数はお店によって違い、最初の4軒では
5/4/3/2枚だった。(^^;
12軒しか食べてないので、それですべては語れないがバリエーションは
少ないようだ。富士屋系というか、浅月系というか(歴史では富士屋かな?)
そのタイプが多い。なぞか、店舗数の多い「すわき」の味を真似して
いるお店はあまり無いような気がした。
【また食べたい】やまと、金八、とみ吉、山富士、餐久
【まぁまぁ】浅月、富士屋、だてそば、一元、山之内
【勘弁して欲しい】あまいからい、すわき後楽
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